Korea Search Field Report · 2026.09

NAVER検索から「人気投稿」が消えた日

韓国のローカル検索はNAVERがほぼ独占しており、モバイル検索の「人気投稿」ブロックは飲食店集客の主戦場でした。2026年9月3日、そのブロックがグルメ探索キーワードから消滅。毎日クライアント店舗の表示状況を自動収集している自社開発AIランキング追跡システムが、変化を数時間以内に捕捉しました。これは測定した当事者による一次レポートです。

要約:投稿の削除もペナルティもありません。NAVERはラベル付き順位ブロックを解体し、同じ投稿をラベルなしカードとして初回画面に散在させました。第一対象は地域+グルメ探索型キーワード。翌日から一部ユーザーで部分復元が始まる、NAVER特有の段階適用パターンです。日次記録を持つ店舗はこの激変を数字で乗り切り、スクリーンショット頼みの店舗は原因すら特定できませんでした。

同じ店舗・同じキーワード、21時間の断絶

9月2日15時5分、当社システムは釜山のクライアント飲食店について追跡キーワード42件中19件の初回画面順位を記録しました。1位・2位も複数。ところが21時間後の同一自動収集では、全キーワードでゼロ件。投稿は一切触れていません。消えたのは投稿ではなく、順位を数えられる「枠」そのものでした。

改編前19件・改編後ゼロ件を示すデータベース記録(キーワードはぼかし処理)
当社システムの前後記録。キーワードはクライアント保護のためぼかし処理、件数・順位・時刻は原本のまま。原本保管。

無関係な42キーワードが同時刻に全滅する現象は、コンテンツ側の問題では説明がつきません。生の検索ページを取得して確認したところ、答えは構造にありました。前日まで1ページに何度も現れていた「人気投稿」という文字列の出現回数が、ゼロになっていたのです。

新レイアウトの姿

旧レイアウトは、順位付き投稿を一つのラベル付きボックスにまとめていました。新レイアウトでは各投稿が単体カードとして、ニュースや地図モジュールの間に無ラベルで挟まれます。カードに順序はあるものの、店主が順位を読み取れる視覚的な枠は消えました。カードのマークアップが二重にレンダリングされる構造のため、正確に数えるにはパーサーの再学習が必要で、当社はそれを当日午後に終えています。

旧ラベルブロック方式と新無ラベルカード方式の構造比較図
9月3日の生ページ解析から作成した新旧構造の比較。

全キーワードが対象ではなかった

当日、キーワードを類型別に12件サンプリングした結果は明快でした。家電など商品指定キーワードは4件中4件でブロック維持。単品メニューは4件中2件の混在。地域+グルメ探索型は4件中0件で全滅。改編の第一波はローカル探索クエリを狙っており、それは韓国の飲食店マーケティングの主戦場そのものです。

検知から復旧確認まで、当日中

収集が毎日回っているため、ゼロという数字自体が警報でした。昼過ぎに構造変化を確定し、新旧両レイアウトを読めるようパーサーを再構築、夕方には別クライアントの収集が新構造下で31件の正常順位を返しました。NAVERがどちらのレイアウトに定着させても、記録は一日も途切れません。

正常収集からゼロ検知、原因特定、パーサー再構築、復旧検証までの当日タイムライン
異常検知から復旧検証までの当日タイムライン(システムログ時刻)。

翌日からは一部ユーザーの画面で人気投稿ブロックの再表示が観測される一方、当社の収集チャネルでは多くのキーワードで新レイアウトが継続。本番環境で調整中の段階的ロールアウトに一致する混在状態で、いずれ安定化する見込みですが、最終形はNAVERの判断次第です。

韓国市場を狙う事業者への実務メモ

実務は3点です。第一に、シークレットモードのモバイルで主要な韓国語キーワードを検索し、今日の初回画面を自分の目で確認すること。第二に、移行期は日次で位置を記録すること。混在ロールアウト下の1枚のスクリーンショットは、どちらの方向にも人を欺きます。第三に、今月受け取る順位レポートには「どう数えたか」を必ず問うこと。答えられないレポートは、もう存在しない旧世界を測っています。

当社がこの記事を当日に公開できたのは、クライアントの日次記録が変化をその時刻に見せてくれたからです。韓国市場での貴社の表示状況を同じ精度で見守りたい方は、お気軽にご連絡ください。

韓国検索での貴社の見え方、確認します

店舗名・ブランド名とターゲットキーワードをお送りください。新レイアウト基準で初回画面の現状を確認してお伝えします。

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